恋葉の小部屋⁺・。*:、‘♡⁺

たま~に更新するだけのかなりゆるゆるした恋葉の小部屋ですん(w◕ω◕)人(◕ω◕w)ネーッ  ごゆるりとお楽しみくださいませ(○σωσ○)

告白とか。(イナGO小説)

「きょうつけー。これから2時限目の授業を始めまーす。」



2時限目は数学の授業だ。まとめの時期ということもあり、今日は黒板に書かれた問題、20問ほどを解いていくという課題の授業だった。 習熟度別に席に座るのだが、葵はいつも隣に座っていた友達が休んだために1人で座ることを強いられていた。



「葵ー!!こっちにきなよ!」


天馬が真夏に燦々と降り注ぐ太陽光のような笑顔を葵に向け、手を大きく振っている。





「うん!(そういえば、天馬の座ってる席の隣って… ! 剣城くんだ////)」



葵は口元が緩みそうなのを我慢して椅子を引いた。



失礼します/////




「葵なんか言った?」


「なにも、言ってないよっ!!」

そう言った葵の声は裏返っていた。



(大好きな剣城くんがいつも座ってる席…。なんか緊張するなぁ…/////)



葵は、彼「剣城京介」のことが大好きだったのだ。



*************



きっかけは昨年の11月にあった総合学習発表会の時だった。
友達や天馬達が葵の発表を見終わり、葵はかたずけようかと考えていた時だった。


「おい。ちょっと。見に来たから、発表してくれないか。」


彼はすでに胡坐をかいて座り、葵のことを食い入るように見つめていた。

「う、うん。」


「えっと…私は4月からの総合学習で…」



(剣城くん、なんで私の発表を見に来たんだろう…? 調べた内容が「ミドリムシ」だったからかなぁ…。)


葵はそう思ったが、彼の行動は葵の想像とは逆に発表用のポスターを見るのでもなく、発表内容を詳しく聞き出すのでもなく、ただただ葵を見つめているだけだった。



まるで、愛しい恋人に「愛してる」と伝えるように。






ただ見つめているだけだった。

















葵はそれに気付き、「ちゃんと聞いてるの?」と声を賭けようと後ろを振り返った。



すると、



剣城と目が合い、彼の顔が紅潮し、葵もそれにつられ、紅潮してしまった。


葵はその勢いでノートで顔を隠し、剣城は口に手を当てて俯いてしまった。


「なっ…///なによ…/////」


葵は、目線を逸らし、蚊の鳴くような声で呟いた。


「いっ///いや////べつにっ/////」


目を泳がせながらも彼は答えた。










―――――その瞬間、葵は恋に落ちたのだった。




*************



葵はそんなことを回想しながら数学の課題を解いていた。


「ねぇ、葵。」


突然天馬が葵に話しかけたのだった。それも、いつもの無邪気で明るい声と違ってとてつもなく落ち着いた声だった。



「なぁに?」


しばし動揺したが、それを表に出さないように平然としていつもの笑顔で答えた。






「俺の『好きな人』知ってる?」






「えっ…。誰誰誰!!」



いつもの天馬の様子では考えられない程の、嵐が去った後のような落ち着いた様子と声色だった。

だが、葵は天馬の様子より、内容の方が気になったから内容を聞いた。



「耳、貸して…」


と、天馬が何かを決意したように言った。


「うん。」


葵は天馬の言う通りに耳を貸した。



すると、




























「俺が好きなのは、『葵』 おまえだよ。」


































「え…」




(私は京介が好きです。)


























































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「あのね、えっと、その…ね ごめんね。私、好きな人がいるんだ。だから、えっと、本当にごめんね。」



続く



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京←葵←天な



今日、私が体験したことwwww